その一:ドスちゃん

近所の家族の引越時に、住宅事情で彼のお母さんは連れて行かれたにも関わらず彼自身は泣き声がすごいので残されていた。確かにその家の窓のそばでよく鳴いていた。我が家に出現した時は弱っていた為か諦めの為か鳴き声ひとつたてずに殆ど屋根の上で過ごしていた様だが移動する時の足音がよく響いたので我々は彼をドスちゃんと名付け餌をあげ始めた。10日程過ぎた雨の日、前日現れた様子が無かったので心配していたらお向かいさんが犬の散歩の際に死んでいたのはどうも彼のようだと教えてくれた。クリスが確認しに行くと彼の素性を知るお宅の方が箱に彼とお花を入れてくれていた。私達に向かって話す声を聞いた事が無いままに彼は逝ってしまった。

その二:シロちゃん

シロは人間には余り話さない。慣れようともしない。我家を入れて少なくとも3箇所から餌を貰っているようだが、ウチに現われる時間が不定期なので「お願いだからノックするか鳴くかしてよ〜」という状態。どういう生活をしているのか、せっかくキレイな猫なのに殆どグレーになっている。以前はまだ少女だったらしく今は堂々としている。日なたで丸くなって寝ているのを見るとモチのようだ。

彼女の登場に気付くのが遅いと、納屋の屋根の上で厳しく私達を見つめる。やっぱり彼女は恐い姉ちゃんだ。

その三:キョクちゃん

前回からうって変わりキョクはウチに居着いてしまった。もとノラとは思えない程良い性格の猫である。(と、思う。)[前回はここ→]

しかし、その後、御近所のぷ〜助さん(17才雄犬)御一家の情報により、キョクはたぶん違う名前の元、御近所のアプリ君(1才雄犬)宅で世話を受けていた事が判明。子猫だったキョクは衰弱していたのを助けられたと言う。ただ、元々家猫だった訳ではないので保護時代も「外に出たがり屋」だったらしい。そのあげく我家に入りこんでしまったのが真相だ。幼少を一緒に過ごした為、今もアプリ君とは大の仲良しだ。どういう訳か、ぷ〜助さんとは相性が悪いらしいが...。

その四:ハナ

近所の親分ハナである。彼は御近所で餌を貰う身である。しかし、ボスハナは彼のテリトリーを仕切らずにはいられない。キョクが住む家でさえも、仕切らないといけないと思う彼である。あっちにもこっちにもマーキングをする。臭いのである。

しかし私達は知っている。ハナは彼の御主人には可愛くふるまうのを...。(注;ハナは私達が勝手につけた名前である。従って彼の家では別の名前を持つはずである。又、彼はキョクの血筋ではないかと実は密かに疑っている私達である。)

-YS, 2004年-春

Date posted: 2004-05-03