網膜剥離日記

網膜剥離手術、最大の試練とは?(1)

さてさて、三回目にした「ガス注入」手術の後の姿勢が私にとって網膜剥離治療中の最大の試練に感じられた。私の確かとは言えないかもしれない理解力によると、これは眼の中に入れたガスによって網膜を押し付け定着させて行く治療法らしい。ガスは軽い。従って上を向いて寝ると網膜は押されない事になるのだ。それで、手術後2週間程度は(要するに主治医が通常姿勢を許可する迄)寝ている時も起きている時も、いつでも「下向き」が要求された!

寝る時も自分にとって楽な姿勢を発見する迄が結構ツライ。うつぶせで枕を胸に敷いて寝ると胃が圧迫されて吐き気がするのだ。お陰で2日間食欲減退。後日担当の看護師さんからビーズが入った枕を貸してもらい、それを自分なりに形作りやっと落着く事が出来た。

思いの他、座っている時がもっとツライ。試しに座った状態で下を向き続けてみて欲しい。肩がピンピンに張ってくる。私の場合頭痛がした事もあったし、結局寝ている方が楽と感じたりして、日中そのまま眠ってしまう事もしばしば。そうすると長い消灯時間(夜10時から朝6時)に何回も目覚める悪循環を引き起こす訳だ。

歩く時もモチロン下向きだ。
さぞかし、周りにドロ〜ンと暗〜い雰囲気をふりまいていた事だろう。入院中は右目に小さな穴が沢山あいたオニギリ形の金属板+ガーゼをしていた。(この金属板を私とクリスはジェイソンのマスクと呼んでいたが正式名称はカッペ/佐伯式眼球保護帯という。)

3度目の手術後は出来るだけ下を向いていた。重力は下に働く。そして、顔がむくんだ。
右目は一週間毎に3回いじられているので充血しまくり腫れまくり。目やにもドロドロ。はっきり言って人様に見せたくない顔になった。自分自身怖かったので鏡を見ないようにした。

Yaemi Shigyo, 2008年10月11日

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